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かねてよりライオンズクラブの在り方について、長期展望を模索していた国際理事会は「現代社会における青少年の指導育成こそ、ライオンズクラブに与えられた重大なアクテイビティの一つである」との結論に達し、全世界一貫した目的と意義を持つ活動を展開しようと、一九六七年にレオクラブ結成を決定し、十八力国で二百レオクラブを結成した。 |
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自立と奉仕の精神を培い、社会に役立つ立派な青少年を育成するため |
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指導力 |
(Leadership)を養い |
・・・ |
L |
経験 |
(Experience)および |
・・・ |
E |
機会 |
(Opportunity)を与える |
・・・ |
O |
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と、それぞれの頭文字を順に組み合わせ、丁度ラテン語のライオンを意味するレオクラブと決定した。
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三 |
日本での結成 |
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一九六八年六月 四国高知レオクラブ
一九六九年二月 北九州八幡レオクラブ
一九六九年四月 北海道木檜レオクラブ |
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日本においては、現在のところ全国各地にレオクラブが結成されるには至っていない。 |
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西日本を中心に百五十三レオクラブが活動している。
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四 |
レオクラブの方針 |
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地域社会の青少年に機会を与え、経験させ、指導力を養い、個性豊かな人間に成長させるための奉仕活動を推進する。 |
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会員の間に友情、親善及び相互理解の精神を育成する。
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五 |
レオクラブの目的 |
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世界の青少年が、自己の地域社会をはじめ、一国においてもまた国際社会においても、責任ある一員として、個人的にも集合的にも啓発し貢献する機会を与える。 |
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指導力を養う。 |
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地域社会に奉仕することにより、経験を習得させる。 |
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国際的な相互理解促進のための機会を与える。
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六 |
レオクラブの育成 |
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ライオニズムを体験させ、自立と奉仕の精神を培わせる。 |
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レオクラブを単なる会合の場に終わらせず、野外活動も併用し、実践活動の中から、一人一人の人格を形成させ、個性豊かな人間に成長させる。 |
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訓練によって体力・忍耐力などを養わせれば、自立と奉仕の晴神が生れてくるであろう。 |
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国際協会は、レオクラブのアワードを設け、国際大会開催地においてはレオ・フォーラムを開催している。
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七 |
レオ・デイについて |
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日本では、一九七九年と一九八0年の各複合地区年次大会において、三月の第三日曜日を「日本レオ・デ イ」とすることが決議された。 |
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この日を記念して、奉仕活動や記念行事及びPR活動が広範囲にわたって実施されている。
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八 |
YEとの関係 |
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YE活動で派遣された学生が帰国後近在のレオクラブに入会したり、またはレオクラブの会員がYE学生として派遣されることは、レオとYEとを有機的に結び合わせて効果をあげつつある。このことは、絶対条件とされるべき性質のものではない。自然発生的に方向つけが行われることが望ましい。
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九 |
レオからライオンヘの移行 |
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一九九六年十月十三日以後グッドスタンデイングでレオクラブを退会した元レオに対し、レオクラブ活動完了証書(LEO Card)を交付することになった。元レオはこの完了証書を提出すればライオンズに入会する時は国際大会の入会金が、新ライオンズクラブ結成に参加する時はチャーター費が免除される。 |
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元レオがライオンになった場合は、レオとしての奉仕年数をライオンとしての経歴に加えることが出来ることになった。 |
以上、レオクラブの概要について列挙してみましたが、我が国に於いても 各地区のライオンズクラブとして、次代を担う青少年の育成のために、レオクラブの結成と支援活動を真剣に取り上げる時期に来ていると考えられる。 |