今期の役員と委員会構成

メンバーからの一言

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チャーターナイト25周年記念を記念して編纂した「桜獅子」より抜粋して掲載してゆきます。

第11回


「スカウティング」と「ウィサーブ」
L衣笠博介
 ボーイスカウト運動で「スカウティング」とは少年達の活動のことでスカウト活動のことを言い、それはスカウト達から見ると楽しみながら行っているゲームであり、大人であるリーダー側から見るとそのゲームをとおして行う教育のことです。

 そして、スカウト運動は、幼稚園のビーバースカウトから小学生のカブスカウト、中学生のボーイスカウト、高校生のベンチャースカウト、大学生年令のローバースカウトまでの一貫教育を目標に、野外活動を教育の中心とし「三つのちかいと十二のおきて」を道しるべとし「日々の善行」を行うよう指導し、より良き社会人を育てる活動なのです。

 私は過去十五年強ボーイスカウト活動での大人の役割として各種奉仕活動を体験いたしましたが、その経験はとても貴重なものでありました。

 四年に一回開催される「日本ジャンボリー」にも何回か参加しましたが、一夜にして三万人のテント村が誕生、閉会のあとには、またまた一夜にしてゴミ一つ無い元の姿に戻っているジヤンボリー会場を見、大いに感動したものです。

 また、所属団恒例の夏キヤンプに初めて参加したカブスカウトで、パンツを履いたまま風呂に入ってしまう子供、ホームシックにかかってしまい泣き出す子供、食べ物の好き嫌いが多くて食事の都度リーダーに叱られる子供等々が、二泊三日のキャンプを終えて親の迎える到着場所には胸を張って帰っていった姿にリーダー共々満足感と奉仕の喜びを味わったものです。

 その後、縁あって東京桜門ライオンズクラブに入会することになり、違った形での奉仕活動を体験することになりましたが、ここでも早や十二年目を迎えることになり、クラブの皆さんと数々の奉仕活動を行い、まさに「ウイサーブ」を実践しております。

 東京桜門ライォンズクラブの母体である日本大学には古くより「ボーイスカウト東京連盟千代田第九団ローバー隊」が登録されており、永い歴史と数々の奉仕実績を重ね、現在では「日本大学スカウト研究会」という形で活動しております。

 一昨年、私が会長の時にアクテイビティの一つとして久しぶりに献血運動を実施することになり、その際青少年指導者育成もかねスカウト研究会の皆さんにも奉仕協力をしてもらうことにより、彼等に奉仕の実績と体験の場を与えることになり、学業を終えて社会人として新しい世界に飛び立った時に、東京桜門ライオンズクラブのメンバーと体験した奉仕活動が少しでも役立つよう企画したものであり、ここにボーイスカウトの「スカウティング」.とライオンズの「ウィサーブ」を握手させることが出来たのです。

 今後は「献血運動」のみでなく、ライオンズクラブアクティビテイの柱でもある「薬物乱用防止運動」についてもスカウトの皆さんと一緒に、日本大学付属の中学高等学校を対象に奉仕活動すなわち「スカウテイング」と「ウイサ;ブ」をクラブチャーター三十年・四十年に向け続けて行きたい。