今期の役員と委員会構成

メンバーからの一言

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チャーターナイト25周年記念を記念して編纂した「桜獅子」より抜粋して掲載してゆきます。

第10回


初代会長 故L新国の想い出
L市川裕一郎
 桜門ライオンズクラブ発足以来、初代より四代を今は亡きL新国が会長をされました。

 L新国と私の父は同期の歯学専門学校の卒業生です。そのこともあって、学生時代私はL新国に大変お世話になりました。

 当時、L新国は、口腔外科部長、歯学部病院長、そして副総長と大変お忙しい時期であったようです。学者的風格を持ち、温厚でとても格好の良い先生は、当時我々学生だった者には憧れの的でありました。

 この素晴らしい先生を会長として、日本初めてのユニバーシティライオンズクラブが発足したわけであります。
(写真一)香港にて
故 L太田 故 L下田 故 L新国 故 L高倉 L松井 L市川

 この(写真一)は、一九八一年香港で行われたライオンズクラブ第二十回東洋アジアフォーラム大会(マカオ・広州・桂林七日間)に参加したときのものです。

 私はこの旅行の数日前にヨットを購入し、仲間と三浦半島から横浜へ回航するはずが、初心者の下手な鴨川へ流され低気圧の大波の中遭難寸前、十二月の冷たい海水を浴びて、死ぬ思いをしながらやっとの事で横浜へ戻ることが出来ました。くたくたに疲れたまま四十代の若さもあって、三日後にこの旅行に参加致しました。L新国・L松井他先輩方々と一緒の楽しい旅行の中で、落ち込んだ気分も段々と癒されて参りました。L新国は、当時お体は健康でしたが眼が少し不自由で、階段等は皆で手を添え、元気に旅行しておりました。この旅行の中、故L高倉の友人のスタンリーゴウ氏(香港三大財閥のお一人でジャンボレストランオーナー、マカオカジノオーナi〉のご招待でいただいた中国広東料理は未だに覚えているほど美味で絶品でありました。

 旅行の最後広州から桂林へ漓江川下りの数時間は旅行中で最高の景観でした(写真二)。L新国を囲み、今でもお元気なL松井は当時更にお元気で、とにかく楽しくスケールの大きい旅行でした。
(写真二)桂林の絶景
南宋時代、山水画を生んだ桂林の美と言われた広大な地域